「住宅ローンを使って家を購入したいけれど、手元の現金はできるだけ減らしたくない」とお悩みではありませんか。とくに新婚の皆様にとって、住宅購入は人生で一度きりの大きなイベントです。ところが、いざ購入となると物件価格だけでなく、仲介手数料や登記費用といった諸費用も大きな負担としてのしかかります。そこで近年注目されているのが、諸費用も住宅ローンにまとめて借り入れる「諸費用組み込み(諸費用込みローン)」という方法です。本記事では、住宅ローンに組み込める費用の範囲、ネット銀行・地方銀行・フラット35の違い、諸費用の相場とシミュレーション、新婚様に合った選び方、そして見落としがちな注意点まで、専門用語をかみくだいて分かりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
守口市・寝屋川市を中心に、大阪府北河内エリア(枚方市、交野市、大東市、門真市、四條畷市)全域で不動産購入をご検討中の方は、ぜひマイホーム選びと資金計画の参考にしてみてください。
そもそも「諸費用」とは?住宅購入でかかるお金の全体像
マイホームを購入するとき、私たちはつい物件価格にばかり目が向きがちです。しかし実際には、物件価格とは別に「諸費用」と呼ばれるお金が必ず発生します。この諸費用を正しく理解しておくことが、新婚様の資金計画における第一歩です。一般的に、諸費用は物件価格のおおよそ6%〜10%程度が目安といわれます(中古住宅か新築か、購入する物件の種類によって幅があります)。たとえば3,000万円の物件であれば、180万円〜300万円前後の諸費用がかかる計算になります。決して小さくない金額ですよね。
「物件価格は住宅ローンで借りられても、諸費用は現金で用意しなければならない」――かつてはこれが常識でした。だからこそ、住宅ローンに諸費用まで組み込めるかどうかは、新婚世帯の資金計画を大きく左右する重要なテーマなのです。まずは、住宅購入でどんな費用がかかるのか、全体像を整理しておきましょう。
住宅購入でかかる主な「諸費用」一覧
| 費用項目 | 内容 | おおよその目安 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産会社へ支払う成功報酬。中古住宅などで発生。 | 物件価格×3%+6万円+消費税が上限 |
| 登記費用 | 所有権移転・抵当権設定の登録免許税+司法書士報酬。 | 数十万円程度 |
| 印紙税 | 売買契約書・金銭消費貸借契約書に貼付する印紙代。 | 1万円〜数万円 |
| 融資事務手数料・保証料 | 住宅ローンを借りる際に金融機関へ支払う費用。 | 借入額×2.2%、または定額型など |
| 火災保険料・地震保険料 | 万一に備える保険。住宅ローン利用時はほぼ必須。 | 数万円〜数十万円(補償・期間による) |
| 固定資産税等の精算金 | 売主が前払いした税金を引渡日で日割り精算。 | 数万円程度 |
| 不動産取得税 | 購入後に一度だけかかる地方税(軽減措置あり)。 | 軽減により0円〜数万円のことも |
このように、ひとくちに「諸費用」といってもその中身はさまざまです。そして、ここが大切なポイントなのですが――これらの費用のうち「どこまでを住宅ローンに組み込めるか」は、金融機関によって異なります。次の章から、組み込める費用の範囲を具体的に見ていきましょう。

住宅ローンに「組み込める費用」とは何か、新婚の方にもわかりやすく解説
住宅購入の際には、物件代以外にさまざまな諸費用が発生することはお伝えしたとおりです。では、これらのうち実際に住宅ローンに組み込める費用はどれなのでしょうか。多くの金融機関では、仲介手数料、各種税金(登録免許税や印紙税)、司法書士報酬、融資事務手数料、火災保険料などを住宅ローンに組み込んで借りることが可能です。ただし、金融機関によって対象になる費用が異なるため、契約前に必ず相談・確認することが大切です。
諸費用を現金で用意するのは大きな負担になりますが、それをローンに含めることで、手元の資金を温存できるのが最大のメリットです。たとえば頭金を多く手元に残しておければ、新居の家具・家電の購入、引っ越し費用、新婚旅行の費用、あるいは将来への貯蓄に回すこともできます。新生活には何かとお金がかかるもの。諸費用込みの住宅ローンは、こうした新婚世帯にとって大きな助けとなります。
なぜ諸費用を組み込めるようになったのか――制度の背景
こうした「諸費用組み込み」が広がった背景には、住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)が制度を見直してきたことがあります。とくに長期固定金利の代表格である「フラット35」は、2018年・2019年の制度改正によって、仲介手数料や保険料、登記費用など多くの諸費用を「諸費用組み込み」という形で借入額に含められるようになりました。その結果、現金準備の負担を軽減しながら、低金利・固定金利での借り入れが可能になっています。民間の銀行でも、この流れに合わせて諸費用に対応する商品が増えてきました。
代表的な「組み込める費用」一覧
以下は、新婚様にもわかりやすくまとめた、住宅ローンに組み込みやすい代表的な諸費用の一覧です。
| 費用項目 | 組み込み可否 | ワンポイント |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 組み込み可能 | 諸費用の中でも金額が大きい項目。組み込めると効果大。 |
| 登記費用(司法書士報酬・登録免許税) | 組み込み可能 | 所有権移転・抵当権設定にかかる費用。 |
| 火災保険料・融資事務手数料 | 組み込み可能 | 金融機関により範囲が異なるため要確認。 |
| 印紙税・保証料 | 組み込み可能な場合あり | 商品・金融機関ごとに対応が分かれます。 |
「うちの場合はどこまで組み込めるの?」というご不明な点は、物件と資金計画の状況によって変わります。具体的なシミュレーションをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

【シミュレーション】諸費用はいくら?組み込むと返済はどう変わる?
「諸費用込みローンが便利なのはわかったけれど、実際にいくらくらいかかって、返済はどう変わるの?」という疑問にお答えします。ここでは分かりやすさを優先したあくまで一例として、シミュレーションをご紹介します。実際の金額は金利・物件・金融機関によって変わりますので、目安としてご覧ください。
例:3,000万円の住宅を購入する場合
| 項目 | 諸費用を現金で用意 | 諸費用をローンに組み込み |
|---|---|---|
| 物件価格 | 3,000万円 | 3,000万円 |
| 諸費用(約8%想定) | 240万円(現金) | 240万円(ローンに含める) |
| 借入総額 | 3,000万円 | 3,240万円 |
| 用意する現金 | 約240万円必要 | 大幅に圧縮できる |
| 毎月返済額の差 | ― | 月あたり約+6,000〜7,000円程度 |
上記は金利年1.0%・返済期間35年・元利均等返済を仮定した概算です。諸費用240万円を組み込むと、毎月の返済額はおおよそ6,000〜7,000円程度増え、利息を含めた総返済額では数十万円ほど増える計算になります。一方で、手元に240万円の現金を残せるという大きな安心が得られます。
※上記シミュレーションは仕組みをわかりやすく示すための概算例です。実際の金利・手数料・諸費用は物件や金融機関、審査結果により異なります。正確な返済計画は金融機関の正式なシミュレーションや専門家へのご相談で必ずご確認ください。
ネット銀行・地銀・フラット35で「組み込める費用」の違いを比較
住宅ローンに含められる「諸費用」は、金融機関の種類によって内容や対応に違いがあります。ここでは、新婚のお客様にも判断しやすいよう、ネット銀行・地方銀行・フラット35の3タイプを比較表で整理しました。
| 金融機関の種類 | 諸費用の組み込み範囲 | 新婚様にうれしいポイント |
|---|---|---|
| ネット銀行 | 一部商品で諸費用を組み込み可能。ただし対象範囲を明記しないケースも多い。 | 金利が低く、手続きがすべてオンラインで完結するためスムーズ。 |
| 地方銀行 | 組み込めるかどうかは明示されていない場合が多く、事前相談が必要。 | 地域に根ざした相談のしやすさと安心感が得られる。 |
| フラット35 | 仲介手数料・登記費用・印紙代・ホームインスペクション費用・火災保険料など幅広く組み込み可能。 | 固定金利で返済が安定。諸費用をまとめて借りられ、資金準備の負担が軽い。 |
① ネット銀行――低金利とオンライン完結が魅力
まず、ネット銀行には住宅ローンに諸費用を組み込める商品も存在しますが、金融機関によっては対象範囲が明示されていないことも多い点に注意が必要です。一方で、店舗を持たない分コストを抑えられるため金利が低水準で、申し込みから契約まで原則オンラインで完結する手軽さが大きな魅力です。共働きで日中なかなか時間が取れない新婚世帯にも相性が良いといえます。
② 地方銀行――対面の安心感ときめ細かなサポート
次に、地方銀行(地銀)では、諸費用の組み込みについて積極的な記載が少ないため、具体的な対応内容は相談のうえ確認することをおすすめします。とはいえ、地銀の強みは対面でじっくり相談できる安心感。「はじめての住宅ローンで不安」「担当者と顔を合わせて進めたい」という新婚様には心強い存在です。地域の不動産事情にも明るく、地元密着のサポートが受けられます。
③ フラット35――固定金利と幅広い諸費用組み込み
そしてフラット35では、住宅金融支援機構の制度改正により、仲介手数料、融資手数料、司法書士報酬、登記関連費用、印紙代、保険料など、多くの諸費用を組み込めるようになっています。このため、新婚様にとっては「現金をできるだけ用意しなくてよい」「返済額が一定で計画が立てやすい」という二重の安心感を得やすい選択肢です。全期間固定金利なので、将来の金利上昇を心配せず、長期のライフプランを描けるのも魅力です。
総じて、諸費用をできるだけまとめて組み込みたい新婚様にはフラット35が検討しやすく、手続きの迅速さと金利の低さを重視される方にはネット銀行、相談のしやすさや地域の安心感を重視される方には地銀が向いているといえます。それぞれに一長一短があるため、ご自身の優先順位を整理することが大切です。
ネット銀行・地銀・フラット35、選び方のポイントを新婚様向けにガイド
住宅ローン選びは、新生活という大切なスタートを切る新婚様にとって、悩ましい選択ですよね。そこで、「金利」「手続き」「サポート・安心面」「諸費用の組み込みやすさ」という4つの観点から、それぞれの特徴をわかりやすく整理しました。
| 金融機関の種類 | 選ぶ理由とおすすめポイント |
|---|---|
| ネット銀行 | 金利がとにかく低く、手続きもオンライン完結でスムーズ。疾病保障などの付帯保障が手厚い商品もあり、コスト重視の新婚様に向く。(※金利・保障内容は変動するため最新情報を必ずご確認ください) |
| 地方銀行 | 地域に根ざしたきめ細かいサポートが魅力。安心して相談できる体制と、地元同士のつながりも心強い。対面でじっくり進めたい方に。 |
| フラット35 | 長期返済を安定させたい方に固定金利の安心感。子育て世帯向けの金利優遇制度が用意されることもあり、これから家族が増える新婚世帯にうれしい。 |
タイプ別・あなたに合うのはどれ?
- ▶ とにかく金利・総返済額を抑えたい新婚様 → ネット銀行の住宅ローンが有利
- ▶ 直接相談したい・地元でじっくり進めたい方 → 地方銀行の親身な対応が心強い
- ▶ 金利変動の心配なく長期で計画を立てたい方 → フラット35の固定金利が安心
- ▶ 現金をできるだけ残して諸費用込みで借りたい方 → 諸費用組み込みに強い商品を比較
新婚様の新たな人生の一歩を支える住宅ローン選びは、何より「ご自身に合った、安心できる方法」を選ぶことがいちばんです。金利の数字だけで決めず、暮らし方や将来設計に合わせてご検討くださいませ。

新婚様が住宅ローンで諸費用を組み込む際に注意すべきポイント
住宅ローンに諸費用を組み込むことはとても便利ですが、新婚の皆さまにはあらかじめ知っておいていただきたい注意点がいくつかあります。「こんなはずじゃなかった」を防ぐために、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
| 注意項目 | 内容 | 新婚様への配慮ポイント |
|---|---|---|
| 組み込めない費用 | 引っ越し費用、仮住まい費用、家電・家具購入費などは組み込めないのが原則。 | これらは現金準備が必要。資金計画に余裕をもって。 |
| 返済額の増加 | 借入額が増えるため、月々の返済や総返済額が増加するおそれ。 | 無理のない返済計画を立て、後悔のない資金配分を。 |
| 審査・手続きの違い | 金融機関ごとに審査基準・組み込み対象・手続きが異なる。 | 利用する銀行の条件を詳しく比較することが重要。 |
| 担保評価との関係 | 借入額が物件評価額を上回る「オーバーローン」になる場合がある。 | 将来の売却・住み替え時に残債が残りやすい点に留意。 |
① 「組み込めない費用」もあることを知っておく
まず、フラット35では、引っ越し費用や仮住まい費用などは諸費用組み込みの対象外です。これらはローンに含められないため、現金で準備する必要があります。家具・家電の購入費なども原則として対象外と考えておきましょう。
※中には引越代やエアコン等家電の購入費用を住宅ローンに組み込める銀行もあり、一部ネット銀行では領収書の提出無しで若干多めに借り入れる事が出来る事もありますので、ご相談くださいませ。② 借入額が増える=返済負担も増える
また、諸費用をローンに含めると、当然ながら借入額が増え、それにともなって毎月の返済額や総返済額も増加します。たとえば年利1.0%・返済期間35年の場合、諸費用を組み込むと月々おおよそ数千円多く返済し、利息を含めると総額で数十万円増えるケースもあります。そのため、月々の負担が家計を圧迫しないよう、無理のない返済計画を立てることが何より大切です。
③ 金融機関ごとに条件が違う
さらに、ネット銀行・地方銀行・フラット35では、審査基準や手続き方法、諸費用に含められる項目がそれぞれ異なります。フラット35は条件が明確に公開されているぶん比較しやすいともいわれますが、金融機関によって違いがありますので、どの銀行を利用するか前もってしっかりご確認ください。複数の選択肢を比較してから決めるのが、後悔しないコツです。
新婚の皆さまにとって、これから始まる新生活は楽しみがいっぱいです。住宅ローンの選び方や資金計画においても、ご夫婦でじっくり比較・相談され、安心して快適な毎日を描いていただけますよう心より願っております。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への加入や投資・借入を推奨するものではありません。住宅ローンの選択や返済計画は、ご自身の状況に応じて金融機関・専門家にご相談のうえご判断ください。
守口市・寝屋川市で新婚生活をスタートする方へ
大阪府の守口市・寝屋川市をはじめとする北河内エリアは、大阪市内へのアクセスが良く、それでいて落ち着いた住環境が魅力のエリアです。京阪本線や地下鉄谷町線、JR学研都市線などが利用でき、通勤・通学の利便性と暮らしやすさのバランスがとれた、新婚世帯のマイホーム購入に人気の地域です。
守口市・寝屋川市エリアでは、新築一戸建て・中古マンション・中古戸建てなど幅広い物件が流通しており、ご予算やライフスタイルに合わせて選べます。だからこそ、物件選びと同時に「諸費用も含めた総額でいくら必要か」「住宅ローンに何を組み込めるか」を早い段階で把握しておくことが、安心して購入を進めるカギになります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
住宅ローンに諸費用を組み込むという選択肢は、新婚様にとって大きな安心材料となります。改めて要点を振り返りましょう。
- ▶ 住宅購入では物件価格の6〜10%ほどの「諸費用」がかかる
- ▶ 仲介手数料・登記費用・火災保険料などは住宅ローンに組み込める
- ▶ ネット銀行=低金利、地銀=安心感、フラット35=固定金利+幅広い組み込み
- ▶ 引っ越し・家具家電費は原則対象外。組み込むと返済額は増える点に注意
ネット銀行、地方銀行、フラット35のそれぞれで組み込める費用や特徴には違いがあり、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。諸費用をローンに含めれば現金の負担を軽減できる一方、すべてを組み込めるわけではないため注意も必要です。ご自身に寄り添った資金計画を立て、最適な方法で夢の住まいを実現しましょう。守口市・寝屋川市での不動産購入・住宅ローンに関するご相談は、ぜひハルソラ不動産までお気軽にお問い合わせください。


