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映画正直不動産の内容は事実か?不動産業界の裏と宅建協会協賛の意図を解説

北河内不動産取引

紺屋嶋 宗一郎

筆者 紺屋嶋 宗一郎

不動産キャリア18年

大阪で19年不動産業に従事しております。大事なご資産である不動産を、最適な活用方法をご提案させて頂きます。行政・宅建協会の不動産相談員も兼務させて頂いておりますので、ご契約の有無に関わらず、ご安心、ご納得いただける事をお約束します。

嘘のない不動産取引を、あなたに。

不動産コラム|映画×不動産業界

映画「正直不動産」は
どこまで本当なのか。
不動産業界の裏側と、
安心して相談できる理由。

宅建協会協賛の話題作を入り口に、不動産業界のリアルな裏側、宅建業法と重要事項説明の仕組み、そして信頼できる不動産会社の選び方まで。住まい探しの不安を、正直に解きほぐします。

#正直不動産#不動産業界の裏側#宅建協会#重要事項説明#不動産相談
正直
カテゴリー:不動産の基礎知識 読了目安:約12分 監修:宅地建物取引士

映画「正直不動産」が気になっているけれど、作品で描かれる不動産業界の裏側や事実関係がどこまで本当なのか、少し不安を感じていませんか。「不動産屋は怖い」「営業マンにだまされそう」というイメージだけが残ってしまい、マイホーム購入や賃貸のお部屋探し、不動産売却の相談に踏み出せない方も少なくありません。

実は、この作品には宅建協会(ハトマーク)協賛という背景があり、エンタメとしての面白さだけでなく、現代の不動産取引を考えるうえで役立つヒントが数多く散りばめられています。嘘がつけなくなった不動産営業マンという設定そのものが、「本来、不動産取引はどうあるべきか」という業界への問いかけになっているのです。

そこで本記事では、映画の内容と実在の不動産業界との共通点や違いを整理しながら、どこまでが現実に起こり得る話なのかを、宅建業法・重要事項説明・宅地建物取引士といった法律やルールにも触れつつ分かりやすく解説します。おとり広告や囲い込みといった業界用語、海外不動産投資詐欺などの実際のトラブル事例、仲介手数料の仕組みまで、住まい探しの前に知っておきたい知識をまとめました。

あわせて、不動産屋に相談することをためらう方に向けて、安心して相談するための具体的な準備と、信頼できる不動産会社・営業担当者の見極め方もお伝えします。読み終える頃には、作品をより深く楽しめるだけでなく、不動産の相談先とどう付き合うかのイメージも、きっと少し前向きに変わっているはずです。

SECTION 01映画「正直不動産」の内容と実在の不動産業界

あらすじ|嘘がつけなくなった営業マン・永瀬財地の物語

映画「正直不動産」は、人気漫画を原作とした連続ドラマの劇場版であり、嘘がつけなくなった不動産営業マン・永瀬財地(ながせ さいち)が主人公です。登坂不動産のエースとして、巧みな話術と駆け引きで営業成績トップを走り続けてきた永瀬は、ある日、地鎮を担う古い祠を壊してしまった祟りによって、一切のごまかしやセールストークが許されない体質になってしまいます。

それまで「契約を取ること」を最優先に、物件のデメリットを言葉巧みに覆い隠してきた永瀬にとって、嘘がつけないことは営業マンとして致命的なハンデです。物件の欠点も、契約の落とし穴も、聞かれれば正直に答えてしまう。当然、目の前の契約は次々と逃していきます。しかし物語が進むにつれ、その「正直さ」こそが、お客様からの深い信頼と長期的な満足を生み出していくのです。

物語は、そんな永瀬がライバル会社の策略や大型再開発案件のトラブルに巻き込まれながらも、住まい探しに悩む一人ひとりのお客様と向き合い、「本当の幸せにつながる住まい選びとは何か」を考え続ける姿を描いています。コメディとしての笑いと、不動産取引のリアルな知識、そして人間ドラマとしての感動がバランスよく詰め込まれている点が、幅広い世代に支持される理由と言えるでしょう。

ドラマ版から映画版へ|シリーズの歩みと映画の位置づけ

もともと「正直不動産」は、ビッグコミックで連載された漫画を原作とし、2022年からNHKでテレビドラマとして放送され、続編「正直不動産2」も制作された人気シリーズです。ドラマ版では、賃貸契約の初期費用、事故物件、サブリース契約、囲い込みなど、毎回ひとつの不動産テーマを取り上げる構成が話題となり、「見ているだけで不動産の勉強になるドラマ」として口コミが広がりました。

映画版は、その世界観とキャラクターを受け継ぎつつ、よりスケールの大きな不動産取引の現場や国際的な舞台を取り込んだ作品として位置付けられています。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが製作幹事と配給を担う劇場作品として、2026年5月15日に公開が予定されており、ドラマで描かれてきた「嘘をつけない営業マン」の葛藤が、映画ならではの迫力とスケールで再構成されています。

こうした流れを踏まえると、ドラマ版で永瀬のキャラクターに共感してきた視聴者はもちろん、映画から初めて「正直不動産」の世界に触れる方にとっても、不動産業界について深く考えるきっかけを得られる構成だと言えます。「これから賃貸を探す」「マイホーム購入を検討している」「実家の売却を考えている」という方ほど、自分ごととして楽しめる作品です。

「正直な営業」は現実の不動産営業とどう重なるか

作品の核になっているのは「正直な営業スタイル」であり、これは現実の不動産営業の基本的な役割とも深く通じる部分があります。現実の不動産取引では、物件の権利関係や建物の状態、周辺環境、将来の修繕費用の負担など、専門的で複雑な情報を分かりやすく説明し、お客様が納得して判断できるように支えることが、営業担当者の最も重要な仕事です。

映画の永瀬は、嘘がつけないがゆえに、時に契約のチャンスを逃しながらも、お客様の不安や疑問に正面から向き合い、長期的な満足につながる選択を促そうとします。「この物件は日当たりが悪い」「この契約条件には注意が必要だ」と、聞かれる前に伝えてしまう姿は極端な演出ではありますが、その姿勢自体は、実在の不動産営業においても理想とされる「お客様本位の営業」の在り方そのものです。

むしろ現実の不動産業界では、宅建業法によって重要事項の説明義務や誇大広告の禁止が定められており、「正直であること」は理想論ではなく法律上の義務でもあります。視聴者が不動産会社に対して抱きがちな不信感や不安を、「どんな会社・担当者なら信頼できるのか」という前向きな視点に変えてくれる点こそ、この作品の大きな価値だと言えるでしょう。

項目映画「正直不動産」実在の不動産営業
主人公の立場営業成績上位のエース担当者担当エリアの営業担当
物語の特徴嘘がつけない体質の葛藤法令と社内ルールの順守
営業スタイル正直さを前面にした提案説明義務を果たす丁寧な提案
お客様への役割隠れたリスクの見える化判断材料の整理と提供
正直さの根拠祟りによる「嘘がつけない体質」宅建業法・重要事項説明の義務
目指すゴールお客様の本当の幸せ納得感のある長期的な満足

SECTION 02映画が描く「不動産業界の裏」はどこまで事実か

実際に起きている不動産トラブル|投資詐欺・地上げは現実にもある

映画では、海外の不動産投資詐欺や、強引な立ち退きを狙う地上げなど、見る人が不安になる出来事が次々と描かれます。「さすがにフィクションだろう」と思いたくなりますが、実際にも、海外の事業者が関わる不動産投資トラブルは、国民生活センターや越境消費者センター(CCJ)などへの相談事例として報告されています。「高利回りをうたわれて海外物件を購入したが、事業者と連絡が取れなくなった」「解約を申し出ても応じてもらえない」といった相談は、決して映画の中だけの話ではありません。

また、消費者庁や国土交通省も、不動産の表示(広告)や勧誘方法に関する注意喚起を繰り返し行っており、実在しない好条件の物件で集客する「おとり広告」や、しつこい電話勧誘、事実と異なる説明など、悪質なケースが存在することは否定できません。近年は、SNSやマッチングアプリをきっかけとした投資用マンションの強引な勧誘についても、若い世代からの相談が増えている傾向があります。

その一方で、忘れてはならないのは、これらは膨大な不動産取引全体の中では一部の事例だということです。日本国内では毎年数多くの売買・賃貸契約が問題なく成立しており、大多数の不動産会社は法令を守って営業しています。「業界全体が怖い」と過度に恐れるのではなく、どのような手口があるのかを知ったうえで、冷静にリスクを見極める姿勢が大切です。

情報格差(情報の非対称性)がトラブルの温床になる

不動産取引では、物件や契約内容についての情報を業者側が先に、そして多く把握していることがほとんどで、どうしても売主・買主、貸主・借主との間に情報量の差(情報の非対称性)が生じやすくなります。これは不動産業界に限らず、専門性の高い取引に共通する構造ですが、不動産は金額が大きく、人生への影響も大きいため、情報格差の影響がとりわけ深刻になりやすい分野です。

とくに、土地の権利関係(所有権・借地権・抵当権など)、建築基準法や都市計画法による用途制限、再建築の可否、マンションの修繕積立金や大規模修繕の見込み、ハザードマップ上のリスクなどは、専門用語も多く、一般の方には非常に分かりにくい部分です。契約書や重要事項説明書も数十ページに及ぶことがあり、「読んだけれど理解できなかった」というのが正直なところではないでしょうか。

こうした情報格差から、「説明を受けたつもりだったが理解できていなかった」「大事なことを聞いていないと感じる」という相談が、各地の消費生活センターなどに寄せられています。だからこそ、気になる点は遠慮せず質問すること、口頭だけでなく重要な事項は書面やメールで残して確認すること、その場で即決を求められても持ち帰って検討することが、トラブル回避の基本になります。

「違法行為」と「グレーゾーン」の境界線を知っておく

映画の中には、法律で明確に禁止されている行為と、すぐに違法とは言い切れないグレーゾーンの行為が、どちらも登場します。この違いを知っておくだけでも、実際の取引で「おかしいな」と気づく力が大きく変わります。

たとえば、実在しない物件や成約済みの物件を広告に掲載して集客する「おとり広告」、事実と異なる説明や誇大な表示、断っているのに執拗に続ける勧誘などは、景品表示法や宅地建物取引業法などで明確に禁止されており、業務停止などの行政処分の対象となります。また、売主と買主の双方から手数料を得るために他社への物件紹介を意図的に妨げる「囲い込み」も、近年問題視され、規制強化が進められてきた行為です。

一方で、法令上ただちに違反とまでは言えなくても、買主や借主にとって重要な情報を分かりにくい言い方で伝えたり、メリットばかりを強調してリスクの説明を最小限にとどめたりする対応は、現代の取引でも起こり得るグレーな対応です。「嘘は言っていないが、大事なことも積極的には言わない」という姿勢は、まさに祟りを受ける前の永瀬の営業スタイルそのものと言えるでしょう。だからこそ、どのような説明を受けたのかを自分自身でもメモに整理しながら、納得して判断する姿勢が求められます。

場面主なリスク確認したいこと
海外投資の勧誘事業者の所在不明・解約困難・高利回りの誇大説明事業者情報と契約条件の書面、クーリングオフの可否
立ち退き交渉過度な圧力・不十分な補償立ち退き理由の正当性と補償内容、専門家への相談
物件広告・集客おとり広告・誇大表示掲載物件が実在し募集中か、現地・図面との一致
売買や賃貸契約前重要事項の理解不足・囲い込み重要事項説明書の内容、質問と回答の記録
契約直前即決を迫る勧誘・費用の後出し費用の総額と内訳、検討期間の確保

POINT|「怪しい」と感じたときのセルフチェック

  • 「今日中に決めないと他の人に取られる」と過度に急かされていないか
  • 質問への回答が曖昧で、書面での提示を渋られていないか
  • メリットの説明に対して、デメリットやリスクの説明が極端に少なくないか
  • 会社の免許番号・所在地・担当者名がはっきり確認できるか

SECTION 03宅建協会協賛の映画だからこそ伝えたいメッセージ

ハトマーク・宅建協会と映画のタイアップの背景

映画「正直不動産」は、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)と全国宅地建物取引業保証協会が展開する「ハトマーク」「宅建協会」の全国統一広告と連動した作品として位置づけられています。ハトマークは、全国の不動産会社の多くが加盟する業界最大級の団体のシンボルであり、街の不動産屋さんの店頭で目にしたことがある方も多いはずです。

これらの団体は、宅建協会の認知向上と会員事業者の信頼性を幅広く周知する目的で、映画とのタイアップを行っています。上映前に宅建協会の広告映像を流す劇場もあり、一般の方が不動産取引と業界団体の役割を身近に感じられる機会が増えています。業界団体が「業界の裏側を描く作品」を応援するというのは一見不思議に思えるかもしれませんが、それだけ「正直な取引こそが業界の信頼につながる」というメッセージに自信を持っている証拠とも言えます。

そのため、この映画には、娯楽性だけでなく「安心できる不動産取引」を広く理解してもらい、不動産会社への相談のハードルを下げるという狙いも込められていると考えられます。

宅建業法と重要事項説明|法律が支える「安心の条件」

次に、宅建業法(宅地建物取引業法)と宅地建物取引士の仕組みから、この映画が伝えようとしている「安心の条件」を整理してみます。国土交通省は、宅建業法に基づき、不動産会社に対して重要事項説明書(35条書面)の交付と説明を義務づけ、契約を結ぶ前に物件や権利関係、法令上の制限、契約条件などの情報を十分に伝えるよう求めています。

重要事項説明で扱われる内容は多岐にわたります。物件の所在・面積・権利関係、都市計画法や建築基準法などの法令上の制限、水道・電気・ガスといったインフラの整備状況、マンションであれば管理費・修繕積立金や管理規約、契約解除の条件や違約金、手付金の取り扱いなど、まさに「契約前に知っておくべきことの総まとめ」です。近年はオンラインでの重要事項説明(IT重説)も普及し、より柔軟に説明を受けられる環境が整ってきました。

この説明は、国家資格である宅地建物取引士(宅建士)が行うことと定められており、宅地建物取引士証の提示や、重要事項説明書への記名などを通じて、説明責任の所在を明確にする仕組みになっています。宅建士は不動産取引の専門家として、毎年多くの受験者が挑戦する国家試験に合格し、登録を受けた人だけが名乗れる資格です。こうした法的な枠組みにより、専門知識のないお客様でも、取引内容を理解し、冷静に判断できる環境が制度として整えられているのです。

「正直な取引」を支える宅建協会の取り組みと映画のテーマ

さらに、宅建協会は「安心・安全で公正な不動産取引」を基本理念として掲げ、会員事業者に対して法令遵守と説明責任の徹底を求めています。協会では、不動産取引に関する苦情や相談への対応窓口の設置、会員向け研修会の実施、法改正情報の周知などを通じて、日常的に「正直な取引」を支える取り組みを行っています。万が一のトラブルの際に消費者を保護する弁済業務(営業保証金・弁済業務保証金)の仕組みも、保証協会が担う重要な役割です。

映画「正直不動産」は、ドラマならではの誇張された場面も交えながら、「隠さず正直に説明すること」が最終的にお客様と不動産会社双方の利益になるというテーマを一貫して描いています。短期的には契約を逃すことがあっても、正直な対応の積み重ねが信頼となり、紹介やリピートにつながっていく。これは実際の不動産業界でも、地域に根ざして長く営業を続ける会社ほど実感している真実です。

この点で、作品が伝えるメッセージと宅建協会の理念は重なっており、映画を観たあとに「不動産会社へ相談してみようかな」という一歩を、少し軽く感じていただけるきっかけになるはずです。

項目映画「正直不動産」宅建協会・宅建業法
正直な説明隠し事をしない営業姿勢重要事項説明の義務化
消費者保護トラブルを未然に防ぐ物語法律と国家資格(宅建士)による保護
業界の信頼主人公の成長と信用回復協会による指導と相談窓口
万一の備えトラブル解決に奔走する主人公保証協会による弁済業務の仕組み

SECTION 04不動産屋に相談することをためらう方への具体的な向き合い方

「不動産屋は怖い」というイメージの正体を分解する

映画「正直不動産」では、不動産業界の表と裏の両方が描かれているため、「やはり不動産屋は怖い」「だまされるかもしれない」と感じる方も少なくありません。一方で、作品の中で主人公の永瀬財地が、嘘をつけない営業として正面からお客様と向き合う姿も強く印象に残ります。つまりこの作品は、「怖い業者もいるが、信頼できる担当者もいる」という当たり前で大切な事実を、両面から描いているのです。

現実の不動産取引では、宅地建物取引業法などの法律に基づき、重要な事項を説明する義務や、故意に事実を告げない・虚偽の説明をしてはならない義務が定められています。免許制度によって行政の監督下に置かれ、違反すれば指示処分・業務停止・免許取消といったペナルティもあります。「怖い」と感じる背景には、金額の大きさ、専門用語の多さ、経験の少なさといった不安要素が重なっていることがほとんどです。

そのため、「不動産屋=怖い存在」と一括りに決めつけるのではなく、どのような会社・担当者を選ぶかという視点で向き合うことが大切です。選ぶ側の目を持てば、不動産会社は「警戒すべき相手」から「使いこなすべきパートナー」に変わります。

相談前の準備|不安の8割は「準備」で軽くなる

安心して相談するためには、相談前のちょっとした準備が不安の軽減に大きく役立ちます。まず、自分や家族の収入や支出を整理し、毎月いくらまでであれば無理なく支払えるか、おおよその予算感を持っておくことが重要です。賃貸なら「手取り月収の3分の1以内の家賃」が一つの目安とされますし、購入なら住宅ローンの返済比率や頭金・諸費用を含めた資金計画のイメージを持っておくと、提案の妥当性を自分で判断しやすくなります。

次に、希望する住まいの広さや間取り、通勤・通学時間、周辺環境(スーパー・病院・学校・治安など)に対する希望を、箇条書きでもよいので紙やスマホのメモに書き出しておきましょう。あわせて「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を分けておくと、相談時に話がぶれにくく、物件の比較検討もスムーズになります。すべての希望を満たす物件は存在しないからこそ、優先順位の整理が住まい探し成功のカギです。

さらに、賃貸と売買の基本的な違いや、契約期間、更新料、敷金・礼金、管理費・修繕積立金、仲介手数料といった基礎用語を、国土交通省や不動産関連団体などの公的な情報を参考に一度目を通しておくと、担当者との会話が格段に理解しやすくなります。完璧に覚える必要はありません。「聞いたことがある」状態にしておくだけで、説明の吸収率がまったく違ってきます。

信頼できる不動産会社・担当者の見極め方

それでも不安が残る場合は、相談先の選び方と、面談時の確認ポイントを押さえておくと安心です。まず、店頭やホームページに宅地建物取引業の免許番号(例:国土交通大臣(○)第○○号、○○県知事(○)第○○号)が明示されているか、全国宅地建物取引業協会連合会(ハトマーク)などの業界団体に加盟しているかといった基本情報を確認しましょう。免許番号のカッコ内の数字は更新回数を示しており、営業年数の目安にもなります。

相談時には、仲介手数料の金額と法律上の上限、解約時に発生する費用、契約前に交付される重要事項説明書の内容や説明のタイミングなどについて、納得できるまで説明を求めることが大切です。誠実な会社であれば、費用に関する質問を嫌がることはありませんし、「持ち帰って検討したい」という申し出にも快く応じてくれるはずです。

さらに、担当者がメリットだけでなくデメリットもきちんと伝えてくれるか、質問に対して専門用語を並べるのではなく分かりやすい言葉で丁寧に答えてくれるか、こちらの希望や予算を無視した物件を強引に勧めてこないかを見極めることで、自分にとって信頼できる窓口かどうか判断しやすくなります。まさに、永瀬財地のように「正直に話してくれる担当者」こそが、選ぶべきパートナーなのです。

不安を和らげる視点相談前に整えたいこと相談時に見るべき点
「怖い」印象の分解収入と支出の整理・予算の目安免許番号や団体加盟の確認
法律による保護の理解予算と希望条件の書き出し費用や条件の説明の明確さ
会社と担当者の選別意識基礎用語の事前チェックメリットとデメリットの提示姿勢
即決しない心構え譲れない条件の優先順位づけ持ち帰り検討への対応の柔軟さ

SECTION 05映画をきっかけに学ぶ、不動産取引の基礎知識

賃貸と売買、それぞれの取引の流れをつかむ

「正直不動産」を入り口に、実際の取引の流れも押さえておきましょう。賃貸の場合は、条件整理→物件検索・問い合わせ→内見→入居申込→入居審査→重要事項説明→賃貸借契約→引き渡し(入居)という流れが一般的です。申込から入居までは早ければ1〜2週間、繁忙期(1〜3月)は物件の動きが速いため、事前準備の有無が結果を大きく左右します。

売買の場合は、資金計画・住宅ローン事前審査→物件探し・内見→購入申込→売買契約(重要事項説明・手付金の支払い)→住宅ローン本審査→決済・引き渡しという流れになり、契約から引き渡しまで1〜2か月程度かかるのが一般的です。売却であれば、査定→媒介契約→販売活動→売買契約→引き渡しという流れで、媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)によって不動産会社の義務や報告頻度が変わる点も知っておきたいポイントです。

これだけは押さえたい費用と用語

費用面では、賃貸なら敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料・保証会社利用料などの初期費用、購入なら物件価格に加えて登記費用・ローン諸費用・不動産取得税などの諸費用(目安として物件価格の6〜10%程度)がかかります。仲介手数料には宅建業法で上限が定められており、「上限=定価」ではないことも、消費者として知っておいて損はない知識です。

用語意味チェックポイント
重要事項説明契約前に宅建士が行う物件・契約内容の説明不明点はその場で質問し記録に残す
仲介手数料不動産会社に支払う成功報酬法定上限と支払時期を確認
敷金・礼金賃貸契約時の預け金・謝礼金退去時の返還条件・原状回復の範囲
管理費・修繕積立金マンションの維持管理・将来の修繕費用値上げ予定や積立状況の確認
手付金売買契約時に支払う契約の証拠金解約時の取り扱い(手付解除)の確認

POINT|映画・ドラマ視聴が「予習」になる理由

  • 作中のトラブルは、実際の取引で注意すべき場面の「疑似体験」になる
  • 専門用語が物語の文脈で登場するため、記憶に残りやすい
  • 「正直な担当者の姿」を知ることで、会社選びの基準が具体的になる

SECTION 06よくある質問(FAQ)

映画に出てくるようなトラブルは、実際にあるのですか?
海外不動産投資のトラブルやおとり広告などは、国民生活センターや消費者庁への相談事例として実際に報告されています。ただし、膨大な取引全体から見れば一部の事例です。宅建業法や免許制度により、多くの取引で消費者を守る仕組みが機能しています。
重要事項説明は必ず受けられるのですか?
はい。宅建業法により、不動産会社が仲介する売買・賃貸契約では、契約前に宅地建物取引士による重要事項説明が義務づけられています。書面(または電磁的方法)の交付とあわせて行われ、オンラインでのIT重説にも対応が広がっています。
不動産屋への相談は無料ですか? 相談しただけで契約を迫られませんか?
多くの不動産会社で、初回の相談は無料です。仲介手数料は契約成立時に発生する成功報酬が原則です。誠実な会社であれば、相談だけの来店や「持ち帰って検討したい」という申し出にも快く応じます。即決を強く迫られる場合は、その会社との取引自体を見直すサインと考えてよいでしょう。
信頼できる不動産会社はどう見分ければいいですか?
宅地建物取引業の免許番号の表示、ハトマーク(宅建協会)など業界団体への加盟、デメリットも含めた説明姿勢、質問への回答の分かりやすさが主な判断材料です。複数の会社を比較して、相性の良い担当者を選ぶこともおすすめです。
映画を観る前に、ドラマ版を観ておいたほうがいいですか?
映画単体でも楽しめる構成ですが、ドラマ版では賃貸・売買のさまざまなテーマが毎話取り上げられており、不動産の予習としても役立ちます。時間に余裕があれば、ドラマ版から順に観ることで、永瀬財地というキャラクターの成長もより深く味わえます。

SECTION 07まとめ|「正直な相談窓口」を持つことが最大の安心

映画「正直不動産」は、不動産業界の裏側だけでなく、正直な営業がもたらす安心感と信頼の価値を描いた作品です。宅建協会(ハトマーク)協賛という背景からも分かるとおり、その根底にあるのは「正直な取引こそが、お客様と業界双方の利益になる」というメッセージです。

作中のようなトラブルは現実にも起こり得ますが、宅建業法による重要事項説明の義務化や、国家資格である宅地建物取引士の制度、業界団体の相談窓口など、多くの場面でお客様を守るルールが整っています。情報格差があるからこそ、遠慮なく質問し、書面で確認し、納得してから決める。この基本さえ守れば、不動産取引は決して怖いものではありません。

大切なのは「怖いから相談しない」ことではなく、「納得できるまで質問できる窓口」を持つことです。当社では、宅地建物取引士が専門用語もかみくだいて説明し、メリットだけでなくデメリットもお伝えしながら、不安や疑問を一つずつ解消して進めます。賃貸のお部屋探しから、マイホーム購入、不動産売却のご相談まで、どんな小さな疑問でも構いません。

映画をきっかけに不動産への不安を感じた方こそ、ぜひ一度、私たちにご相談ください。永瀬財地に負けない「正直な提案」で、あなたの住まい探しに向き合います。

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