
1年以上売れない理由とは?価格や媒介契約と需要を見直しどうすれば売れるか解説
不動産売却のお役立ち情報
家が1年以上売れない理由と対策
価格・需要・媒介契約を徹底解説
売り出しから1年以上たっても成約しない…そんな状況にはきちんとした理由があります。原因を整理して、正しいステップで見直せば、必ず「どうすれば売れるか」が見えてきます。
家を売り出してから気づけば1年以上売れない。そんな状況が続くと、価格が高すぎるのか、需要がないのか、あるいは媒介契約の内容に問題があるのか、不安や焦りが大きくなっていきます。しかし、理由をひとつずつ整理し、正しい手順で見直していけば、どうすれば売れるかは必ず見えてきます。 この記事では、一般的な売却期間との違いや、1年以上売れない理由として多い価格や需要、媒介契約のポイントを家族向けにわかりやすく解説します。あわせて、今すぐご家族で話し合いながら取り組める対策も具体的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
1年以上売れない家の特徴と主な理由
一般的な不動産売却期間とは?
中古住宅の売却期間は、統計上おおむね数か月程度が目安とされています。公益財団法人東日本不動産流通機構の「首都圏不動産流通市場の動向」などによると、中古一戸建てや中古マンションの平均成約期間は、およそ2〜3か月前後で推移しています。そのため、売り出しから1年以上経過しても成約に至らない物件は、一般的な売却期間と比べて明らかに長期化している状態といえます。
売却期間が極端に長くなると、購入検討者から「何か理由があって売れ残っている家なのではないか」と受け止められ、印象面でも不利になりやすい点に注意が必要です。不動産市場において、長期間掲載されている物件は"訳あり物件"とみなされるリスクが高まります。最初は高めの価格で様子を見ようという方針が、結果として長期化・値崩れを招くケースも少なくありません。
ポイント:売り出しから6ヶ月を超えたら要注意。1年経過は「売れない家」のレッテルが貼られる手前の状況です。早めの見直しが損失を防ぎます。
物件条件が原因となる長期化パターン
家そのものの条件が原因となって1年以上売れないケースについて整理します。まず最も多いのは、周辺の成約事例と比べて売出価格が高すぎるため、内見件数自体が伸びないケースです。不動産売却において内覧数は成約への生命線であり、内覧ゼロが続く場合は価格か情報発信のどちらかに問題があると考えるべきです。
このほか、最寄りの交通手段から距離がある、築年数が相当に経過している、間取りが使い勝手の悪い形になっている、設備の老朽化が目立つといった要因も、購入検討者から敬遠される一因になります。こうした条件が複数重なっていると、購入希望者の候補から外れやすくなり、結果として長期化につながりやすくなります。

- 売出価格が周辺相場より5〜10%以上高くなっている
- 最寄り駅・バス停から徒歩15分超など交通利便性が低い
- 築30年以上で耐震性・断熱性への懸念がある
- 間取りが現在の生活スタイルに合わない(4LDK→使いづらい)
- 給湯器・エアコン・水回り設備の老朽化が顕著
- 日当たりや騒音など環境面の問題がある
「売れない家」に共通する3つの根本原因
価格の問題
相場から乖離した売出価格は、そもそも検索にも引っかからず内覧すら来ない状態を生む。最も重要かつ最初に見直すべき要因。
需要の問題
人口減少エリアや特殊条件の物件は買い手自体が少ない。金利・景気動向による購買意欲の変化も無視できない外部環境。
媒介契約の問題
不動産会社の販売活動が不十分・情報公開が不徹底な場合、物件の良さが伝わらず機会損失が続く。契約内容の見直しが鍵。
| 長期化の主な要因 | 具体的な内容 | 売却への影響 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 価格設定の問題 | 周辺相場との乖離 | 内見数減少による長期化 | ★★★★★ |
| 物件自体の条件 | 築年数・間取り・設備 | 購入候補から除外されやすい | ★★★★☆ |
| 市場の需要動向 | 買い手減少や金利動向 | 全体として成約まで長期化 | ★★★☆☆ |
| 販売活動の質 | 広告・情報公開の不足 | 潜在顧客へのリーチ不足 | ★★★★☆ |
売れない最大要因「価格」と需要の関係
売出価格と成約価格のギャップを理解する
不動産の売却価格は、近隣の成約事例や相場水準と大きく乖離すると、購入希望者から敬遠されやすくなります。東日本不動産流通機構などの統計では、売出価格と成約価格の差が拡大している局面では、売出価格が強気になり過ぎる傾向が指摘されています。つまり、周辺の成約価格の流れを無視して高値をつけると、内覧件数が伸びず、結果として売却までの期間が長期化しやすいのです。
不動産売買における価格には「売出価格」「購入希望価格」「成約価格」という3つの段階があります。最初に高すぎる売出価格を掲げても、そのまま成約できるとは限らず、現実には購入希望価格との間で調整が行われるのが一般的です。そのため、ご家族としては「少し強気でも現実的な価格帯」を意識しつつ、交渉や値下げを前提にした価格戦略を考えることが重要です。
| 価格の種類 | 主な役割 | 家族が意識したいポイント |
|---|---|---|
| 売出価格 | 市場に示す希望価格 | 相場と乖離し過ぎない水準に設定する |
| 購入希望価格 | 買主が提示する希望額 | 交渉前提として冷静に受け止め検討する |
| 成約価格 | 最終的な合意価格 | 家計と将来計画に合う最低ラインを把握する |
価格を見直すタイミングと判断基準
価格を下げる判断は、ご家族の家計や今後の暮らし方にも直結するため、感情的に決めるのではなく、冷静な基準を持つ必要があります。不動産流通に関する調査では、売出から一定期間を過ぎても反響が乏しい物件ほど、価格変更回数が多くなる傾向がみられます。そのため、「〇週間で内覧がほとんどない場合は〇%を目安に見直す」といったように、期間と値下げ幅の目安を事前に決めておくと、迷いが少なくなります。
また、住み替え先の費用や教育資金など、今後の支出計画も踏まえて、どこまで価格を下げられるか下限ラインを整理しておくことが大切です。一般的に、不動産売却の価格交渉では3〜5%程度の値引き余地を設けることが多く、売出価格設定の段階からある程度の交渉幅を見込んでおく姿勢が重要です。
⚠️ 注意:値下げは一度行うと買い手から「さらに下がる可能性がある物件」と見られるリスクがあります。タイミングと幅を慎重に見極めましょう。
価格見直しの目安タイムライン
売出開始〜1ヶ月
内覧の問い合わせ件数・実際の内覧数を記録。反響が週1件未満なら既にシグナル。広告内容の見直しを並行して検討開始。
3ヶ月経過時
内覧が3〜5件以下なら価格調整を本格検討。近隣の新規成約事例と比較し、乖離が5%超なら3〜5%の値下げを検討する目安。
6ヶ月経過時
価格調整と広告リニューアルを実施。媒介契約の種類・不動産会社の変更も視野に入れる。写真・間取り図の撮り直しも有効。
1年経過時
抜本的な見直しを実施。不動産買取業者への売却も検討肢に入れる。長期化のコスト(維持費・固定資産税・心理的負担)も計算する。
適正価格の見極め方と値下げ判断の基準
適正価格を調べる3つの方法
不動産の適正価格を知るためには、公的データと実際の取引事例を組み合わせて確認することが重要です。インターネット上で無料公開されている国土交通省の「土地総合情報システム」では、実際に成約した不動産の価格を検索できます。また、不動産情報サイト(SUUMO、at homeなど)で同エリア・同条件の物件の売出価格を比較することも参考になります。ただし、売出価格は成約価格より高い場合が多いため、差し引いて考える必要があります。
最も信頼性が高いのは、複数の不動産会社から査定を取ることです。査定は無料で行えることがほとんどであり、各社の査定価格と根拠を比較することで、現実的な売却価格帯が把握できます。「高い査定=信頼できる会社」ではなく、根拠を丁寧に説明してくれる会社を選ぶことが大切です。
- 国土交通省「土地総合情報システム」で近隣の成約価格を確認
- 不動産情報サイトで同エリア・築年数・広さが近い物件の売出価格を比較
- 複数の不動産会社(最低3社)から査定書を取得して根拠を比較
- 公示地価・路線価などの公的価格も参考指標として活用
値下げ判断で家族が共有すべき「下限ライン」
価格を下げる際に最も重要なのは、「いくらまで下げられるか」という下限ラインをご家族全員で事前に合意しておくことです。住み替えに必要な資金、残っている住宅ローンの残債、引っ越し費用、新居の頭金など、具体的な数字を書き出すことで、感情に左右されない判断軸が生まれます。
また、売却が長期化するほど維持コスト(固定資産税、管理費、光熱費など)も積み上がります。「1ヶ月売れない場合の追加コスト」を試算したうえで、多少の価格引き下げと早期成約のどちらが経済的に有利かを比較検討することも大切な視点です。不動産売却では時間コストを軽視しがちですが、1年の長期化によって発生する諸費用は無視できない金額になることが少なくありません。

家族で確認すべき項目:①住宅ローン残債 ②売却後に必要な資金 ③月々の維持コスト ④新居の購入・賃貸費用 ⑤値下げ下限ライン(最低成約価格)
エリア需要の低下が引き起こす長期化リスク
人口動態と不動産需要の深い関係
家の条件だけでなく、市場の需要側の事情が売却期間に影響している場合もあります。例えば、人口や世帯数の減少が続いている地域では、購入希望者自体が少なく、適正な価格であっても成約まで時間を要する傾向があります。日本全体で人口減少が続くなかで、特に地方・郊外エリアや駅から遠いエリアでは、住宅需要の縮小傾向が顕著です。
また、金利動向や物価上昇などにより住宅購入を控える動きが強まると、買い手の数が減り、売主同士の競合が増えることで売却期間が長期化することもあります。2020年代以降、建築費の上昇により新築住宅の価格も高騰しており、これが中古住宅市場にどう影響するかは地域差が大きく、一概には言えません。
需要不足エリアでの売却戦略
需要が低いエリアで家を売る場合は、通常の売却活動に加えて、ターゲット層を広げる工夫が必要です。例えば、リモートワーク層への「自然環境・広さ重視」の訴求、週末別荘としての利用提案、あるいは地方移住促進施策を活用した情報発信なども選択肢になります。また、需要が限られているからこそ、価格設定は相場よりも慎重に検討し、広告のリーチを広げることが重要です。
| 需要低下の要因 | よくあるエリア特性 | 対応策 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数減少 | 地方・郊外・農村部 | 移住促進・地方創生施策の活用 |
| 金利上昇・物価高 | 全国共通の傾向 | 価格の柔軟な見直し・条件交渉の余地を設ける |
| 競合物件の増加 | 新築供給が多いエリア | 物件の差別化・清掃・ステージング強化 |
| 交通利便性の低下 | 路線廃止・バス減便エリア | 車生活の利便性を前面に打ち出した訴求 |
媒介契約の見直しで1年以上売れない状況を改善
媒介契約の種類と違いを正確に理解する
まずは、現在結んでいる媒介契約の種類を整理することが大切です。媒介契約には、複数の不動産会社に同時に依頼できる「一般媒介」、特定の会社だけに依頼する「専任媒介」、自己発見取引まで制限される「専属専任媒介」の大きく3種類があります。専任媒介と専属専任媒介の契約期間は最長3カ月とされ、期間ごとに内容を見直すことが前提になっています。
| 契約の種類 | 複数社への依頼 | レインズ登録義務 | 報告頻度 | 自己発見取引 |
|---|---|---|---|---|
| 一般媒介 | 可能 | 任意 | 義務なし | 可能 |
| 専任媒介 | 不可 | 7日以内 | 2週間に1回以上 | 可能 |
| 専属専任媒介 | 不可 | 5日以内 | 1週間に1回以上 | 不可 |
報告義務の内容で不動産会社の活動を確認
一般媒介は複数社に依頼できる一方で、販売活動や報告の内容にばらつきが出やすい傾向があります。専任媒介や専属専任媒介では、依頼を受けた不動産会社に対し、指定流通機構(レインズ)への登録義務や定期的な業務報告義務が課されています。専任媒介では少なくとも2週間に1回以上、専属専任媒介では1週間に1回以上の報告が必要とされており、この頻度より少ない場合は見直しの余地があります。
報告の内容として確認すべきポイントは、「レインズへの登録状況」「インターネット広告の掲載状況」「問い合わせ件数と内容」「内覧の件数と感想」「近隣の成約情報」などです。これらが定期的に報告されていない場合は、不動産会社の販売活動が不十分である可能性があります。売主には、定期報告を受ける権利と、報告が不十分な場合に是正を求める権利があります。

契約見直しを考えるべき3つのサイン
サイン①:報告が少ない
義務の頻度より報告が少ない、または報告内容が薄い(「動きがありませんでした」のみ)。販売活動が実質的に停止している恐れあり。
サイン②:広告が改善されない
写真が暗い・少ない、説明文が短い、ポータルサイトへの掲載が不十分。魅力が伝わらず、そもそも内覧者が来ない状態。
サイン③:提案がない
価格見直しの提案がない、ステージングや修繕の提案がない。担当者が積極的な販売戦略を持っていない可能性が高い。
| 見直しタイミング | 確認したい項目 | 契約変更を検討すべきサイン |
|---|---|---|
| 契約更新前の3カ月ごと | 内覧数・問い合わせ数 | 3カ月で内覧ほぼゼロ |
| 定期報告の受領時 | 広告内容・掲載状況 | 広告内容の変化がない |
| 家族会議を行うとき | 価格設定・売却方針 | 価格提案や改善案が乏しい |
| 担当者と面談の機会 | 販売戦略の具体性 | 「もう少し待ちましょう」しか言わない |
不動産会社の販売活動を正しく評価する方法
良い不動産会社・担当者の見分け方
不動産売却の成否は、担当する不動産会社と担当者の力量に大きく左右されます。良い担当者は、単に物件を登録するだけでなく、積極的な購買候補者へのアプローチ、オープンハウスの企画、他社へのデータ共有なども行います。一方、活動が不十分な担当者は、レインズに登録するだけで内部留保(自社顧客への囲い込み)を狙い、他社紹介を避けるいわゆる「囲い込み」行為を行うケースもあります。
担当者を評価するうえで参考になるのは、「現在担当しているほかの物件の成約実績」「同エリアでの成約件数」「提案資料の内容の具体性」です。また、査定時に市場データを豊富に示し、根拠を丁寧に説明してくれる担当者は、売却活動においても誠実に対応してくれる可能性が高いといえます。
- 査定根拠が具体的かつ比較データで示されている
- 広告の写真が明るく・多角度で・魅力的に撮影されている
- 定期報告が契約上の義務頻度通りに届いている
- 内覧者の具体的な感想・反応を共有してくれる
- 価格見直しや広告変更の提案を自発的に行っている
- 囲い込みをせず、他社への情報共有に積極的である
不動産会社を変える際の注意点
専任媒介・専属専任媒介の契約中は、原則として他社への変更は契約期間(最長3ヶ月)満了後に行います。ただし、不動産会社が義務(報告・レインズ登録など)を果たしていない場合は、契約違反として解除できる可能性があります。会社を変える際は、前の会社との精算(すでに発生した広告費など)について事前に確認しておくことが大切です。
また、新しい会社を選ぶ際には、「その会社が実際に同エリアで中古住宅の売却実績を持っているか」を確認することが重要です。地域密着型の会社が強いエリアと、大手ポータルサイトへの掲載力が強い全国展開型の会社が強いエリアがあり、物件の立地・種別によって最適な会社は異なります。
どうすれば売れる?ご家族で今すぐできる具体的対策
第一印象を変える「清掃・片付け」の重要性
まずは、室内外の印象を大きく左右する清掃と片付けから着手することがおすすめです。買い手は内覧の際、玄関や水回り、窓際の清潔感を重視する傾向があり、荷物が多いと実際よりも狭く感じられてしまいます。不要な家具や家電は処分または一時保管し、床面や壁面が見える状態に整えることで、室内の広さや明るさが伝わりやすくなります。
特に内覧で印象を左右するのは玄関・リビング・水回り(キッチン・バス・トイレ)の3点です。この3か所だけでも徹底的に清掃することで、内覧者の印象は大きく変わります。費用をかけずにすぐできる改善として、ハウスクリーニング(プロへの依頼含む)の費用対効果は非常に高く、数万円の投資で売却価格や売れるスピードに大きな差が出ることがあります。
清掃の優先順位:①玄関(第一印象)→ ②リビング(広さ・明るさ)→ ③キッチン(清潔感)→ ④バス・トイレ(水垢・カビ)→ ⑤収納内部(開けた時の印象)
家族で売却条件をすり合わせる
次に、ご家族で売却条件をすり合わせ、優先順位を明確にすることが大切です。いつまでに売却したいのかという希望時期、家計を踏まえた最低限ほしい価格、売却後の住み替え時期などを一度紙に書き出して整理すると、話し合いがスムーズになります。そのうえで、「早く売るためにある程度価格を下げてもよい部分」と「学区や通勤時間など妥協できない条件」を分けておくと、価格調整や引き渡し時期の交渉に迷いにくくなります。
家族それぞれの考えを共有しておくことで、売却活動中の判断も一貫しやすくなり、結果として機会損失の防止にもつながります。特に売主と配偶者・子供の間で「売りたい気持ちの温度差」が大きいと、交渉の場でちぐはぐな対応をしてしまい、買い手に不信感を与えるケースもあります。家族会議で事前に方針を統一しておくことが、売却成功への重要なステップです。
| 時期の目安 | ご家族で行うこと | 改善のポイント |
|---|---|---|
| 売却開始前 | 徹底清掃と荷物整理 | 第一印象向上・内覧者を増やす |
| 売出直後〜3か月 | 内覧の感想共有・記録 | 家具配置や演出の見直し |
| 3〜6か月経過時 | 価格条件の再確認・家族会議 | 値下げや条件調整の判断 |
| 6か月超〜1年 | 媒介条件・会社の再検討 | 販売方法・担当者の刷新 |
| 1年超 | 買取業者も含めた全面見直し | スピード重視の売却戦略へ転換 |
内覧を増やすホームステージング・演出のコツ
ホームステージングで「買いたい気持ち」を引き出す
ホームステージングとは、住宅を売却するにあたり、インテリアやレイアウトを整えて購入検討者が「ここに住みたい」と感じやすい空間を演出することです。プロのホームステージャーに依頼することもできますが、費用をかけずにご家族で取り組める簡易的な方法も多くあります。例えば、不要な家具を撤去してスペースを広く見せる、カーテンを明るい色に変える、玄関に観葉植物を置くといった工夫が、内覧者の印象を大きく変えることがあります。
特に写真撮影の段階でのステージングは重要です。不動産ポータルサイトでは、写真の印象が内覧申込数に直結します。広角レンズで撮影する、自然光を最大限に活用する、室内を整えてから撮影する、といった基本的なことが守られていないだけで、掲載写真の印象は大きく異なります。担当者の写真が暗かったり少なかったりする場合は、撮り直しを依頼することを検討してください。
ご家族で取り組める低コスト改善リスト
- 不要な家具・荷物を撤去またはトランクルームへ一時保管
- カーテンを白・明るいベージュ系に変えて採光アップ
- 玄関マットと玄関小物を清潔感のあるものに統一
- 水回りのカビ・水垢を徹底除去(市販の洗剤で対応可能)
- 臭いの原因を除去(ペット・タバコ・湿気)し消臭スプレー活用
- 壁の目立つ傷・穴をパテで補修・白いペンキで補正
- 庭・外壁まわりの雑草除去と門周りの掃き掃除
- 照明を明るいLEDに交換して室内の明るさを演出
⚠️ 注意:大規模リフォームは必ずしも売却価格に反映されるとは限りません。「どこまでコストをかけるか」は不動産会社の担当者と相談のうえ判断しましょう。
売却活動の行動計画を家族でつくるステップ
「いつまでに何をするか」を時系列で決める
「いつまでに、何を見直すか」という行動計画を時系列で決めておくと、1年以上売れない状態から抜け出しやすくなります。感情的に「売れないからどうしよう」と悩み続けるのではなく、具体的なチェックポイントと次のアクションを明文化することが大切です。家族で共有したスケジュール表に落とし込んでおくと、感情に流されず冷静に判断しながら、計画的に売却活動を進めることができます。
現状把握と家族会議
これまでの内覧件数・問い合わせ数・価格変更履歴を整理。家族全員で「いつまでに売りたいか」「最低いくらほしいか」を話し合い、優先順位を確認する。
物件の見直し・改善
清掃・片付け・簡易ステージングを実施。写真の撮り直しを依頼。担当者に広告内容の変更・更新を求める。
価格の見直し検討
近隣の成約事例を再確認。担当者と相談のうえ、値下げ幅と時期を決定。売出価格の変更を実施する。
媒介契約の見直し判断
3か月経過の契約更新前に、担当者の活動実績を評価。改善が見られなければ、会社・契約種別の変更を検討する。
買取・他の選択肢の検討
どうしても売れない場合は、不動産買取業者への売却(価格は下がるが確実)や、賃貸への転用など、ほかの選択肢も比較検討する。
よくある質問(FAQ)
家が1年以上売れない場合、まず何をすべきですか?
まず「内覧件数」を確認してください。内覧が少ない(月1件以下)なら価格か広告の問題、内覧はあるが決まらないなら物件の印象か条件の問題です。それぞれで打つ手が異なります。価格の見直し、写真・広告の改善、清掃・ステージングの順で取り組むのが基本です。
不動産会社を変えれば売れますか?
必ずしもそうとは限りませんが、会社・担当者の販売活動が不十分なケースでは、変更によって状況が改善することがあります。新しい会社を選ぶ際は、同エリアでの売却実績を確認し、広告内容の改善提案が具体的にあるかを基準にしましょう。価格設定の見直しをセットで行うことが重要です。
値下げはどのくらいが適切ですか?
一般的には、内覧が少ない状況では3〜5%程度の値下げで反響が変わるケースが多いです。ただし、相場からの乖離が大きい場合はより大きな調整が必要なこともあります。下限ラインを家族で事前に決めておき、担当者の意見を聞きながら段階的に検討するのがおすすめです。
媒介契約の途中で解除はできますか?
専任・専属専任媒介契約は契約期間(最長3ヶ月)の途中での解除は原則難しいですが、不動産会社が報告義務やレインズ登録義務などを怠っている場合は、義務違反として解除できる可能性があります。トラブルを避けるために、具体的な事実(報告がない・レインズに登録されていないなど)を記録しておきましょう。
買取業者への売却はどんなときに向いていますか?
早期に確実に売却したい場合、物件の状態に問題があって一般売却が難しい場合、相続や転勤など急ぎの事情がある場合などに向いています。ただし、買取価格は市場価格の70〜80%程度になることが一般的です。仲介での売却と比較検討したうえで判断しましょう。
「うちも見直したほうが良いのかな」と感じたら
まずはお気軽にご相談ください
現在の販売状況を丁寧に分析し、ご家族の希望を伺いながら
「どうすれば売れるか」を一緒に整理いたします。
お問い合わせだけでも歓迎です。
まとめ
家が1年以上売れない背景には、価格・需要・媒介契約など、いくつかの要因が重なっていることが多いです。まず最優先で見直すべきは「価格設定」です。近隣の成約事例と乖離していないかを確認し、内覧件数が少ない場合は早めの価格調整を検討しましょう。
次に、不動産会社の販売活動の質を評価することが重要です。定期報告の有無・内容、広告写真の質、提案の具体性などを確認し、不十分であれば担当者・会社の変更も選択肢に入れましょう。媒介契約は3ヶ月ごとに見直す機会があります。
そして、ご家族でできることとして、徹底した清掃・片付け・ホームステージングに取り組み、「いくらまで下げられるか」「いつまでに売りたいか」を家族全員で共有し、売却活動の方針を統一することが売却成功への近道です。
長期化していても、適切な価格の見直しと媒介契約・販売活動の改善を行えば、状況を変えられる可能性は十分にあります。「どうすれば売れるか」に迷ったときは、ぜひ私たちにご相談ください。
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はじめまして。ハルソラ不動産の紺屋嶋(こやじま)と申します。不動産会社での売却実務経験を経て、「会社都合ではなく、売主様に本当に寄り添いたい」という想いでハルソラ不動産を立ち上げました。
宅建協会の役員を兼務し、行政の不動産相談にも携わっております。「相続した実家をどうすれば良いか」「空き家のまま固定資産税だけ払い続けている」「まず査定価格だけ知りたい」など、どんなご状況でも、守口市・寝屋川市の不動産売却・買取のことはお気軽にご相談ください。
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