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関西の主要マラソン大会一覧をご紹介。

地域情報

紺屋嶋 宗一郎

筆者 紺屋嶋 宗一郎

不動産キャリア18年

大阪で19年不動産業に従事しております。大事なご資産である不動産を、最適な活用方法をご提案させて頂きます。行政・宅建協会の不動産相談員も兼務させて頂いておりますので、ご契約の有無に関わらず、ご安心、ご納得いただける事をお約束します。

KANSAI MARATHON GUIDE 2026-2027

【2026-2027最新】近畿・関西の主要マラソン大会一覧|一般参加OKの大会の開催場所・コース・時期・特徴を徹底解説

公開日: | 対象エリア:大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県

「関西でフルマラソンに挑戦したいけれど、どの大会を選べばいいの?」「抽選に外れたら、先着順で確実に出られる大会はある?」――秋のランニングシーズンを迎え、そんな疑問を持つ市民ランナーは多いはずです。

近畿エリアは、国内最大級の都市型市民マラソンである大阪マラソンをはじめ、港町の景色を楽しめる神戸マラソン、世界遺産を巡る京都マラソン・奈良マラソン、琵琶湖畔を走るびわ湖マラソンなど、一般ランナーが参加できる魅力的なマラソン大会が全国でも屈指の密度で集まる地域です。電車でアクセスしやすい大会が多く、日帰りで参加できるのも関西の大きな強みでしょう。

この記事では、2026年10月時点で公表されている情報をもとに、近畿一円の主要マラソン大会について開催場所・コースの特徴・開催時期・エントリー方式(抽選/先着)を大会ごとに整理しました。初心者向け・自己ベスト狙い・観光ラン派など目的別のおすすめや、エントリー攻略のコツ、よくある質問もまとめています。大会選びの保存版としてご活用ください。

この記事の結論(30秒でわかる要点)
  • 近畿の主要フルマラソンは11月〜3月に集中。11月は神戸・福知山・淀川、12月は奈良、2月は京都・大阪、3月は丹波篠山・びわ湖。
  • 抽選制:大阪マラソン、神戸マラソン、京都マラソン。先着制:奈良マラソン、福知山マラソン、びわ湖マラソン。
  • 2026年10月時点でまだ申し込めるフルマラソンの本命はびわ湖マラソン2027(10月30日まで・先着順)。
  • 初フル・自己ベスト狙いならフラットな神戸・大阪、景色と達成感なら京都・奈良、のどかな地方大会なら福知山・丹波篠山。
  • 姫路城マラソンは2027年休止、KIX泉州国際マラソンは実走開催を見送り中。最新情報は公式発表を確認。

近畿のマラソン大会を選ぶ4つのポイント

大会選びで後悔しないために、まず押さえておきたい判断基準を4つ紹介します。どれも、関西の大会を比較するときに特に差が出やすいポイントです。

1. エントリー方式(抽選か先着か)

人気の都市型マラソンは応募者が定員を大きく上回るため、抽選制が一般的です。たとえば京都マラソン2027の一般枠は抽選倍率が約3.1倍に達しました。一方、奈良マラソンや福知山マラソン、びわ湖マラソンは先着順で、受付開始直後に申し込めばほぼ確実に出走権を得られます。「今シーズンは必ずフルを走りたい」という人は、抽選の大会と先着の大会を組み合わせてエントリー計画を立てるのが鉄則です。

2. 開催時期と練習期間

関西のマラソンシーズンは11月に始まり、3月中旬まで続きます。夏場の練習が苦手な人は、秋に走り込める2〜3月の大会を本命に据えると準備しやすくなります。逆に、11月の大会は真夏に距離を踏む必要があるため、暑さ対策を含めた計画が欠かせません。12月〜2月の大会は気温が低く記録が出やすい一方、スタート前の冷え込みや降雪リスクへの備えも必要です。

3. コースの高低差

同じ42.195kmでも、コースの起伏によって体感の難易度は大きく変わります。神戸マラソンは2025年の新コース移行で高低差が約10mまで小さくなり、大阪マラソンもほぼフラットな都市コースです。対して奈良マラソンは後半のアップダウンが有名で、京都マラソンも細かな坂が続きます。自己ベストを狙うならフラット、達成感や景色重視なら起伏ありの大会と考えると選びやすいでしょう。

4. 制限時間とアクセス

初めてフルマラソンを走る人にとって、制限時間は最重要項目です。大阪マラソンや神戸マラソンは7時間、京都マラソンや福知山マラソンは6時間が目安です。また、スタート地点が駅から近いかどうか、ゴール後の帰りの交通手段はどうかも、当日の快適さを大きく左右します。地方開催の大会は宿泊を検討した方が安心な場合もあります。

【一覧表】2026-2027シーズン 近畿の主要マラソン大会カレンダー

2026年10月3日時点で判明している開催日・開催場所・エントリー方式を一覧にまとめました。スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください。

開催日大会名府県スタート/フィニッシュ方式定員目安
2026年11月1日(日)大阪・淀川市民マラソン大阪淀川河川公園 外島・太子橋地区特設会場(守口市)要項確認フル・ハーフ・10km
2026年11月15日(日)神戸マラソン2026兵庫神戸市役所前/神戸ハーバーランド抽選フル20,000人
2026年11月22日(日)第34回福知山マラソン京都三段池公園 発着先着10,000人に拡大
2026年12月13日(日)奈良マラソン2026奈良ロートフィールド奈良 発着先着フル約11,750人
2027年2月21日(日)京都マラソン2027京都たけびしスタジアム京都/平安神宮前抽選16,000人
2027年2月28日(日)大阪マラソン2027大阪大阪府庁前/大阪城公園抽選一般28,420人ほか
2027年3月7日(日)予定第47回丹波篠山ABCマラソン兵庫篠山城跡 三の丸広場 発着要項確認約1万人規模
2027年3月14日(日)びわ湖マラソン2027滋賀皇子山陸上競技場/烏丸半島先着8,000人
2027年世界遺産姫路城マラソン兵庫大手前通り/姫路城三の丸広場休止2028年再開方針

※開催日・定員・方式は各大会の公式発表や報道発表資料をもとに作成。丹波篠山ABCマラソンの日程は例年の開催傾向に基づく予定日です。エントリー前には必ず最新の大会要項をご確認ください。

大阪府のマラソン大会

大阪府は、3万人超が走る国内最大級の都市型マラソンから、川沿いをのんびり走る市民大会まで、選択肢の幅が広いエリアです。交通網が発達しているため、多くの大会が公共交通機関だけで参加できるのも魅力です。

大阪マラソン2027(第15回大阪マラソン)

抽選都市型フラットMGCシリーズ

開催日
2027年2月28日(日)
開催場所
大阪市内(スタート:大阪府庁前/フィニッシュ:大阪城公園)
種目
マラソン(42.195km)、720〈なにわ〉マラソン(ランの部7.2km・車いすの部720m)
定員
一般ランナー(個人・グループ合計)28,420人ほか、市民アスリート枠など複数区分
参加料
一般個人16,000円(国内)+事務手数料・チャリティ募金
制限時間
7時間(目安)

コースの特徴

大阪府庁前を出発し、中之島、御堂筋、なんば、京セラドーム大阪周辺、天王寺エリアなど大阪を代表する名所を巡って、大阪城公園でゴールする周回型の都市コースです。2019年大会から大阪城公園フィニッシュの現行ルートの原型が採用され、その後も折り返し地点の削減などの改修が加えられてきました。高低差はごくわずかで、関西で最もフラットな部類のフルマラソンコースといえます。

大会の特徴・魅力

最大の魅力は、沿道から途切れることなく届く大阪らしい熱い応援です。ランナー・ボランティア・観客が一体となる「お祭り」のような雰囲気は、ほかの大会では味わえません。また、大阪マラソンは「MGCシリーズ2026-27(男子G1/女子G2)」の加盟大会で、北京2027世界陸上やロサンゼルス2028オリンピックの代表選考レースを兼ねるトップレベルの競技大会でもあります。エリート選手と同じ道を走れる特別感も人気の理由です。チャリティ文化が根付いている点も特徴で、参加者は必ずチャリティ募金を行う仕組みになっています。

エントリー情報:一般ランナーの募集は2026年7月28日〜8月28日で終了済み(定員超過時は抽選)。2026年10月25日開催の「SEASON TRIAL 10K」には大阪マラソン2027の出場権付き枠が設けられていたなど、関連イベント経由の出場ルートもあります。

大阪・淀川市民マラソン

河川敷フル・ハーフ・10km11月開催

開催日
2026年11月1日(日)
開催場所
淀川河川公園 外島・太子橋地区特設会場(大阪府守口市)
種目
フルマラソン、ハーフマラソン、10km

コースの特徴

大阪のシンボルともいえる淀川の河川敷を走るコースです。信号や交差点がなく、ほぼ平坦な道が続くため、ペースを一定に保ちやすいのが利点です。一方で、河川敷特有の風の影響を受けやすく、向かい風の区間では想像以上に体力を奪われることも。単調になりがちな景色の中で、自分のリズムを守れるかがカギになります。

大会の特徴・魅力

関西のフルマラソンシーズンの幕開けを告げる大会のひとつで、フル・ハーフ・10kmと種目が揃っているため、初めてのレース参加やシーズン前の力試しにも最適です。大阪市内中心部からのアクセスも良好で、気軽に参加できる市民マラソンとして親しまれています。

兵庫県のマラソン大会

兵庫県は、海・城・里山とバラエティ豊かな景観を楽しめる大会が揃うエリアです。特に神戸マラソンは2025年からコースが大きく変わり、記録を狙う市民ランナーからの注目度が一段と高まっています。

神戸マラソン2026

抽選海沿い高低差約10mMGCシリーズ

開催日
2026年11月15日(日)
開催場所
神戸市・明石市(スタート:神戸市役所前/折り返し:明石市・大蔵海岸公園付近/フィニッシュ:神戸ハーバーランド)
種目
フルマラソン(定員20,000人)、リレーラン(2人1組・150組)
制限時間
7時間(目安)

コースの特徴

2025年大会から新コースに移行しました。神戸市役所前をスタートし、須磨・垂水の海岸線を西へ進み、明石海峡大橋の全景を望める明石市の大蔵海岸付近で折り返して、神戸ポートタワーにほど近いウォーターフロントの神戸ハーバーランドでゴールします。かつて終盤の難所として知られた浜手バイパスの急坂や神戸大橋がコースから外れ、全体の高低差は約10mと非常に小さくなりました。新コース初年度は完走率96%と、走りやすさが数字にも表れています。

大会の特徴・魅力

神戸マラソンは、阪神・淡路大震災で国内外から寄せられた支援への感謝を発信するため、2011年に創設された大会で、「感謝と友情」をテーマに掲げています。瀬戸内海と六甲山に挟まれた港町ならではの絶景、そして沿道に詰めかける60万人規模の大観衆の声援が魅力です。MGCシリーズにも加盟し、エリートランナーの白熱したレースも見どころになりました。2026年大会はエントリー数が6万人を超え、海外在住ランナーの応募も過去最多を更新するなど、人気は年々高まっています。

エントリー情報:2026年大会の募集は6月1日で締め切られ、7月2日に抽選結果が発表済み。次回大会も例年どおりなら4月中旬ごろ募集開始の見込みです。抽選なしで出走できる「応援ランナー枠(ふるさと納税)」も設けられています。

丹波篠山ABCマラソン

城下町里山3月上旬歴史ある大会

開催日
2027年3月7日(日)予定(第47回)
開催場所
兵庫県丹波篠山市(篠山城跡 三の丸広場 発着)
種目
フルマラソン、2人1組のリレーマラソン
規模
約1万人規模(近年の出走者は6,000〜8,000人程度)

コースの特徴

篠山城跡周辺をスタート・フィニッシュとし、城下町から田園風景が広がる里山へと抜けて折り返す往復コースです。大きな峠こそないものの、緩やかなアップダウンが随所にあり、後半にじわじわと脚に効いてきます。3月上旬の丹波地方は冷え込みが厳しく、朝の気温が低い日も多いため、防寒対策が重要です。

大会の特徴・魅力

半世紀近い歴史を持つ、関西屈指の伝統大会です。「猪突猛進で、自己ベストを目指せ」をコンセプトに掲げ、シーズン最後に記録を狙うランナーが数多く集まります。日本農業遺産に認定された丹波篠山の美しい農村風景、ゴール後の黒豆やぼたん鍋などのご当地グルメも楽しみのひとつ。JR篠山口駅からはシャトルバスなどで会場へ向かいます。

※2027年大会の日程は例年3月第1日曜に開催されている傾向に基づく予定日です。正式な日程・募集要項は公式発表をご確認ください。

京都府のマラソン大会

京都府には、世界遺産を巡る都市型の京都マラソンと、府北部の城下町を走る福知山マラソンという、性格の異なる2大会があります。どちらも根強いファンを持つ人気大会です。

京都マラソン2027

抽選世界遺産起伏あり観光ラン

開催日
2027年2月21日(日)
開催場所
京都市内(スタート:たけびしスタジアム京都〔西京極総合運動公園内〕/フィニッシュ:平安神宮前)
種目・定員
マラソン16,000人、ペア駅伝250組500人、車いす競技20人
制限時間
マラソン6時間
コース公認
日本陸上競技連盟、ワールドアスレティックス、AIMS公認

コースの特徴

西京極のたけびしスタジアム京都をスタートし、嵐山、仁和寺周辺、上賀茂・下鴨エリア、鴨川沿いなど、京都らしい風情あふれる名所を巡って平安神宮前にゴールします。コース全体を通じて細かなアップダウンが多く、決して楽なコースではありません。特に中盤以降の北部エリアの登りや、河川敷区間の路面変化にどう対応するかが完走・記録のカギです。冬の京都は冷え込みが厳しく、過去には積雪・凍結に備えて除雪車が配備されたこともあります。

大会の特徴・魅力

「DO YOU KYOTO? マラソン」「みんなが主役」をコンセプトにした大会で、沿道には40万人前後の観衆が集まります。千年の都の街並みや世界遺産の寺社を眺めながら走れる体験は、まさに京都マラソンならでは。大会前日・前々日には、みやこめっせ(京都市勧業館)で受付やオフィシャルグッズ販売も行われます。

エントリー情報:2027大会の一般枠募集は2026年8月31日で締切。一般枠マラソンの抽選倍率は約3.1倍(前回2.7倍)で、抽選結果は10月5日に通知予定です。ふるさと納税枠は10月28日(水)17時まで受付予定とされています。

第34回福知山マラソン

先着川沿い紅葉シーズン地方大会

開催日
2026年11月22日(日)
開催場所
京都府福知山市(三段池公園 発着)
種目
マラソン(42.195km)、ペアリレーマラソン、チャレンジラン(10km)、ファンランほか
定員
当初6,000人 → 申込好調のため10,000人に拡大
制限時間
6時間

コースの特徴

三段池公園をスタートして福知山市街地を抜け、由良川沿いを北上して大江町付近で折り返す往復コースです。川沿いは大きな坂こそ少ないものの、小さな起伏が続きます。注意したいのはゴール直前の三段池公園へ戻る登り坂。最後まで脚を残しておくペース配分が完走・記録更新のポイントです。11月下旬は紅葉の時期に重なり、色づいた山里の景色を楽しみながら走れます。

大会の特徴・魅力

30年以上の歴史を持つ京都府北部最大のスポーツイベントです。近年は制限時間の延長や参加料の見直し、短い距離の種目新設など、ランナーの声を取り入れた改革が進み、参加者が増加しています。2026年大会は、長年続いた11月23日(勤労感謝の日)開催から初めて日程が変更され、日曜開催となりました。完走メダルには福知山城がデザインされるなど、地元色豊かなおもてなしも人気です。

エントリー情報:2026年大会は9月20日で申込受付終了。申込好調のため、予定されていた「直前エントリー」は実施しないと発表されています。

奈良県のマラソン大会

奈良マラソン2026(第17回)

先着世界遺産起伏多め12月開催

開催日
2026年12月13日(日)
開催場所
奈良市・天理市(ロートフィールド奈良〔鴻ノ池陸上競技場〕発着)
種目
フルマラソン(定員約11,750人)、10km、リレーなど
方式
一般枠は先着順(2026年大会は7月上旬に全種目定員到達)

コースの特徴

ロートフィールド奈良を発着点に、奈良の市街地を抜けて南へ向かい、天理市内で折り返して戻ってくる往復コースです。前半は比較的走りやすいものの、中盤から後半にかけて繰り返されるアップダウンは関西屈指の厳しさとして知られています。下り坂で脚を使い過ぎると、終盤の登りで一気に失速するため、前半を抑えめに入る冷静さが求められます。

大会の特徴・魅力

東大寺や奈良公園周辺など、古都奈良の世界遺産エリアの景観の中を走れるぜいたくな大会です。コースの厳しさゆえに「完走した時の達成感は格別」という声が多く、リピーターが多いのも特徴。12月中旬の奈良盆地は朝の冷え込みが強く、スタート時は気温一桁台になることも多いため、使い捨ての防寒具を用意しておくと安心です。前日には短い距離の種目も行われ、家族や仲間と週末を通して楽しめます。

エントリー情報:抽選はなく先着順のため、受付開始日(例年6月上旬)に申し込むのが確実。人気が高く、近年は1か月程度で定員に達しています。

滋賀県のマラソン大会

びわ湖マラソン2027(第5回記念大会)

先着湖畔ワンウェイ10月30日まで募集

開催日
2027年3月14日(日)午前8時20分スタート
開催場所
大津市ほか(スタート:皇子山陸上競技場/フィニッシュ:烏丸半島〔草津市〕)
種目・定員
フルマラソン8,000人(前回から1,000人増)、ペアリレーマラソン100組200人
参加料
フルマラソン15,000円、ペアリレー17,000円(別途手数料)
参加資格
2008年4月1日以前に生まれた人

コースの特徴

大津市の皇子山陸上競技場をスタートし、琵琶湖の湖岸に沿って南へ、そして東岸へと進み、草津市の烏丸半島でゴールするコースです。日本最大の湖を眺めながら走れる開放感は格別で、全体として大きな坂の少ない走りやすいレイアウトです。ただし湖岸は風を遮るものが少なく、当日の風向き次第でタイムが大きく変わる点には注意が必要です。

大会の特徴・魅力

長い歴史を誇ったエリートレース「びわ湖毎日マラソン」の伝統を受け継ぎ、市民参加型の大会として2023年3月にスタートしました。参加ランナーからの評価をもとにした表彰を受けるなど、短期間で人気大会に成長しています。2027年は第5回記念大会として、定員拡大のほか、初回から5回連続完走者への記念品など特別企画が用意されています。

エントリー情報:ランナー募集は2026年8月3日〜10月30日(金)、先着順(定員に達した時点で締切)。申込はRUNNETから。関西の主要フルマラソンで、この記事の公開時点で申し込める貴重な大会です。抽選に外れた人は早めのエントリーを。

休止中・要確認の大会と和歌山エリア

近畿のマラソン事情を語るうえで、開催を見合わせている大会の情報も押さえておきましょう。毎年同じ大会に出ている人ほど、変更に気づかずに予定を立ててしまうことがあります。

世界遺産姫路城マラソン(2027年は休止)

2027年休止城下町2028年再開方針

通常の時期
例年2月下旬(直近は2026年2月22日開催)
開催場所
兵庫県姫路市(大手前通りスタート/姫路城三の丸広場フィニッシュ)
コース
市街地を西へ進み、夢前川沿いを北上して塩田温泉付近で折り返す

姫路城の天守を背にスタートし、ゴールでも白鷺城が迎えてくれる、ロケーションの美しさでは関西随一の大会です。夢前川沿いを中心に比較的平坦で走りやすいコースとして人気を集めてきました。しかし、ランナーの更衣室として使われる地下駐車場や大会本部を置く施設が老朽化による大規模改修に入るため、2027年大会は休止することが発表されています。工事が予定どおり終了すれば2028年に開催する方針です。

KIX泉州国際マラソン(実走開催を見送り中)

休止中ワンウェイ

関西国際空港の開港年である1994年に始まり、堺市の浜寺公園から泉佐野市のりんくう公園まで泉州地域を駆け抜けるワンウェイコースで親しまれてきた大会です。しかし、ランナー減少や運営費増大などの課題を受け、30回の節目を経た2024年は実走形式を見送り、オンラインマラソンとして実施されました。実走での再開を目指すとされていますが、今シーズンの開催可否は公式発表の確認が必要です。

加古川マラソン(2025年は代替イベント)

要確認河川敷年末開催

加古川河川敷の日本陸連公認コース「加古川みなもロード」を舞台に、例年12月中旬に開催されてきた大会で、「年内最後のフルマラソン」として多くのランナーに親しまれてきました。2025年はコース周辺の工事の影響で、従来の大会に代わり、陸上競技場特設コースでの「加古川リレーマラソン」が代替開催されています。2026年の開催形式は公式サイトで最新情報をご確認ください。

和歌山県のマラソン大会

和歌山県では、上富田町を舞台にした紀州口熊野マラソンが冬の恒例大会として知られています。熊野古道の入口にあたる口熊野エリアの里山を走る大会で、かつては県内唯一のフルマラソン大会として全国からランナーを集めてきました。種目構成や開催日は年によって変わることがあるため、参加を検討する際は大会公式サイトで最新の要項を確認しましょう。

フルの前に挑戦したいハーフ・10km大会

いきなりフルマラソンは不安という人には、ハーフや10kmの大会でレースの雰囲気に慣れておくことをおすすめします。2026年10月25日には、兵庫県西宮市の武庫川河川敷で「にしのみや武庫川ハーフマラソン2026」、大阪市のヤンマースタジアム長居・長居公園で「大阪マラソン2027 SEASON TRIAL 10K & Fun RUN」が開催されます。こうした大会は、本番のペース感覚をつかむ「試走」としても最適です。

大会別アクセスと「ランナー旅」の楽しみ方

関西のマラソン大会は、走るだけでなく前後の観光やグルメも大きな楽しみです。遠方から参加する人も、地元から日帰りで参加する人も、大会ごとの移動のポイントと過ごし方を押さえておくと満足度がぐっと高まります。

大阪マラソン:受付からゴール後まで「食い倒れ」を満喫

大会前には大型のEXPO(受付会場)が開かれ、ランニング用品の最新モデルや協賛ブースを巡るだけでも気分が盛り上がります。スタートの大阪府庁前、ゴールの大阪城公園はどちらも地下鉄駅から歩ける距離で、アクセスは抜群。レース後は、たこ焼きやお好み焼き、串カツなど大阪名物で消費したカロリーをしっかり補給しましょう。大会期間中は飲食店などでランナー向けのお得な企画が用意されることもあります。

神戸マラソン:港町の夜景とスイーツで自分にご褒美

スタート地点の神戸市役所前は三宮駅から徒歩圏内、ゴールの神戸ハーバーランドも神戸駅から近く、移動のストレスが少ない大会です。ゴール後はウォーターフロントを散策して、ライトアップされたポートタワーや港の夜景を眺めるのがおすすめ。神戸牛や南京町の中華、洋菓子店のスイーツなど、完走のご褒美には事欠きません。

京都マラソン・奈良マラソン:前後泊で古都を味わい尽くす

世界遺産を走るこの2大会は、ぜひ前後泊で観光とセットにしたいところ。京都マラソンはスタートとゴールが離れたワンウェイ形式のため、手荷物の預け方や帰りのルートを事前に確認しておきましょう。奈良マラソンは近鉄奈良駅やJR奈良駅から会場まで少し歩くため、時間に余裕を持った行動が大切です。レース翌日に寺社を巡りながらゆっくり脚をほぐす「リカバリー観光」も、古都ならではの楽しみ方です。

地方大会:地元の味とおもてなしに触れる

福知山マラソンは京都府北部、丹波篠山ABCマラソンは兵庫県の丹波地方と、都市部から少し離れた場所で開催されます。大阪・京都方面から特急や快速で移動できますが、早朝スタートに間に合う便が限られることもあるため、時刻表の確認は必須です。そのぶん、地元の特産品を使った参加賞やゴール後の振る舞い、沿道の住民による手作りの応援など、地方大会ならではの温かさを存分に味わえます。びわ湖マラソンもワンウェイコースのため、ゴール地点の烏丸半島からの帰路(シャトルバスなど)を事前に把握しておきましょう。

目的別おすすめ大会の選び方

ここまで紹介した大会を、ランナーの目的別に整理しました。自分に合った大会を見つける参考にしてください。

初めてのフルマラソン(初心者)におすすめ

第一候補は神戸マラソンと大阪マラソンです。どちらも制限時間が7時間と長く、高低差の少ないコースで、エイド(給水・給食)も充実しています。何より、沿道の大声援が苦しい後半の大きな支えになります。ただし抽選制のため、外れた場合に備えて先着順のびわ湖マラソンや福知山マラソンを候補に入れておくと、シーズンを無駄にしません。初心者が避けたいのは、起伏の大きい奈良マラソンをいきなり初フルに選ぶこと。完走は可能ですが、ペース配分の難易度は高めです。

自己ベスト(PB)・サブ4・サブ3狙いにおすすめ

記録狙いなら、高低差約10mになった新コースの神戸マラソンが筆頭です。11月中旬開催で気温が上がりすぎないこともプラス材料。2月末の大阪マラソンも気候・コースともに好条件で、トップ選手の選考レースになるほどの高速コースです。風の影響さえ小さければ、湖畔を走るびわ湖マラソンも記録を狙いやすい大会といえます。冬のトレーニングの集大成として3月上旬の丹波篠山ABCマラソンを選ぶランナーもいますが、起伏と寒さへの対応力が問われます。

観光・景色を楽しみたいランナーにおすすめ

世界遺産や名所を巡りたいなら、京都マラソンと奈良マラソンがおすすめです。前後泊して寺社巡りやグルメを楽しめば、旅行としての満足度も抜群。神戸マラソンの明石海峡大橋、びわ湖マラソンの湖景色、福知山マラソンの紅葉など、絶景が楽しめる大会は数多くあります。姫路城マラソンも本来はこのカテゴリーの筆頭ですが、2027年は休止のため2028年の再開を待ちましょう。

抽選なしで確実に出走したい人におすすめ

先着順の大会は奈良マラソン(6月ごろ受付)、福知山マラソン(5月先行・夏〜9月受付)、びわ湖マラソン(8月〜10月受付)です。いずれも近年は人気が高まっており、奈良は1か月程度で定員到達、福知山も定員を大幅に拡大するほどの申込状況でした。受付開始日をカレンダーに登録し、開始直後に申し込むのが確実です。

地方大会のアットホームな雰囲気を味わいたい人に

大都市マラソンの華やかさとは違う、地元の人々の温かさを感じたいなら福知山マラソンや丹波篠山ABCマラソンがぴったりです。沿道の地元住民によるおもてなしや、ご当地グルメ、地域色豊かな参加賞など、地方大会ならではの魅力があります。

エントリー攻略と当日の準備

年間エントリースケジュールを把握しよう

関西の主要大会のエントリー時期は、おおむね次のような流れです。

受付時期大会方式
4月中旬〜6月上旬神戸マラソン抽選(7月上旬結果発表)
5月〜9月福知山マラソン先着(先行受付あり)
6月上旬〜奈良マラソン先着(早期に定員到達)
7月中旬〜8月末京都マラソン抽選(10月上旬結果発表)
7月下旬〜8月末大阪マラソン抽選(市民アスリート枠は先着)
8月上旬〜10月末びわ湖マラソン先着

この流れを見ると、神戸の抽選結果(7月)を見てから奈良・福知山の先着枠を検討し、京都・大阪の抽選結果(秋)を見てからびわ湖に申し込むという戦略が立てられます。ただし奈良マラソンは神戸の結果発表より前に定員に達する年もあるため、確実性を優先するなら先に申し込んでおくのが無難です。

抽選に頼らない「特別枠」も活用

多くの大会では、一般抽選とは別に出走権を得られる特別枠が用意されています。代表的なのはふるさと納税枠で、神戸マラソンの応援ランナー枠や京都マラソンのふるさと納税枠、奈良マラソンの返礼品枠などがあります。また、大阪マラソンのチャリティランナー枠や、一定の記録を持つ人向けの市民アスリート枠、関連大会の出場権付き枠など、ルートは一つではありません。費用はかかりますが、「どうしてもこの大会を走りたい」という人には有力な選択肢です。

エントリー手続きの注意点

関西の主要大会の多くは、RUNNET(ランネット)などのエントリーサイトから申し込みます。事前に会員登録を済ませ、ログイン情報や決済方法を確認しておきましょう。参加料のほかに事務手数料(決済金額の数%)が別途かかる大会がほとんどで、大阪マラソンのようにチャリティ募金が必須の大会もあります。先着順の大会は受付開始直後にアクセスが集中するため、時間に余裕を持って待機するのがおすすめです。

初フル完走へ向けた練習ロードマップ(目安)

出走が決まったら、大会日から逆算して練習計画を立てましょう。ここでは、普段から週に数回ジョギングをしている人が初めてのフルマラソン完走を目指す場合の、一般的な目安を紹介します。

大会4〜3か月前は「走る習慣づくり」の時期です。距離やスピードよりも、週3〜4回、30〜60分ほど無理なく走り続けることを優先します。大会3〜2か月前は「距離に慣れる」時期。週末に15〜20km程度のゆっくりとしたロング走を取り入れ、長時間体を動かすことに慣れていきます。ハーフマラソンや10kmの大会に出てみるのもこの時期が最適です。大会2〜1か月前は「本番を想定する」時期で、25〜30kmの走り込みを1〜2回行い、給水や補給食のタイミング、シューズやウェアの最終確認を済ませます。最後の2〜3週間は「疲労を抜く」時期。練習量を徐々に減らし、睡眠と食事を整えて万全の状態でスタートラインに立ちましょう。

なお、体調や走力には個人差があります。痛みや違和感がある場合は無理をせず、必要に応じて専門家に相談してください。関西には河川敷や大きな公園など、信号の少ない練習コースも豊富です。淀川や鴨川、加古川の河川敷、大阪城公園や長居公園の周回コースなどを活用し、本番のコースに近い環境で練習するのもおすすめです。

冬マラソン当日の準備と注意点

防寒対策

12月〜3月の大会では、スタート前の待機時間に体が冷え切ってしまうことが最大の敵です。ポンチョや古着などスタート直前まで着ていられる使い捨ての防寒具を用意しましょう。京都マラソンのように、スタート後に回収した防寒衣類をリユース・リサイクルに回す取り組みを行う大会もあります。手袋・アームカバーは、走りながら体温調節できる便利なアイテムです。

アクセスと宿泊

都市型大会は駅からスタート地点まで近い一方、当日の電車は大変混雑します。早めに会場入りし、トイレや手荷物預けに余裕を持ちましょう。福知山や丹波篠山など地方の大会は、始発電車でも間に合うかを事前に確認し、難しければ前泊を検討してください。人気大会の前日は開催都市のホテルが埋まりやすいため、エントリーが決まったら早めの予約が鉄則です。

コース試走とペース戦略

起伏のある奈良・京都・丹波篠山などは、事前に高低図を確認し、どこで登りが来るのかを頭に入れておくだけでも走りやすさが変わります。神戸マラソンでは大会前にコースの一部を走る試走イベントが開かれることもあります。フラットな大会でも、前半の突っ込み過ぎは後半の失速につながるので、目標タイムから逆算したイーブンペースを心がけましょう。

よくある質問(FAQ)

関西で初めてのフルマラソンにおすすめの大会は?
高低差が少なく制限時間に余裕がある大会がおすすめです。高低差約10mの新コースになった神戸マラソン(制限時間7時間)や、ほぼフラットで沿道応援が途切れない大阪マラソン(同7時間)が代表格です。抽選に外れた場合は、先着順のびわ湖マラソンや福知山マラソンも有力な選択肢です。
近畿のマラソン大会で抽選なし(先着順)なのはどれ?
2026-2027シーズンでは、奈良マラソン、福知山マラソン、びわ湖マラソンが先着順の受付です。大阪マラソン、神戸マラソン、京都マラソンは定員を超えた場合に抽選となります。
2026年10月時点でまだエントリーできる関西のフルマラソンは?
びわ湖マラソン2027(2027年3月14日開催)のランナー募集が2026年10月30日まで(先着順・定員到達で締切)行われています。京都マラソン2027のふるさと納税枠は10月28日締切予定です。最新の受付状況は必ず各大会の公式サイトで確認してください。
姫路城マラソンは2027年に開催される?
世界遺産姫路城マラソンは、更衣室などに使う施設の大規模改修のため2027年大会は休止と発表されています。工事が予定どおり終われば2028年に開催する方針とされています。
関西のマラソン大会のシーズンはいつ?
関西のフルマラソンは11月から3月に集中します。11月は大阪・淀川市民マラソン、神戸マラソン、福知山マラソン、12月は奈良マラソン、2月は京都マラソンと大阪マラソン、3月は丹波篠山ABCマラソンとびわ湖マラソンが開催されます。
コースが一番きつい関西のマラソン大会は?
主要大会の中では、後半にアップダウンが連続する奈良マラソンが「関西屈指の難コース」としてよく挙げられます。京都マラソンや丹波篠山ABCマラソンも起伏があり、ペース配分の工夫が必要です。
大阪マラソンの抽選に外れたら、どうすればいい?
同シーズンに出走したい場合は、先着順のびわ湖マラソン(3月)が現実的な選択肢です。また、大阪マラソンにはチャリティランナー枠などの別ルートが設けられることもあるため、公式サイトで追加募集の有無を確認しましょう。

まとめ|近畿のマラソン大会で最高の42.195kmを

近畿一円には、一般ランナーが参加できる個性豊かなマラソン大会が揃っています。最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。

  • 大阪マラソン(2月末):国内最大級の都市型マラソン。フラットで応援が熱い。抽選制。
  • 神戸マラソン(11月中旬):新コースで高低差約10m。記録狙いにも初フルにも最適。抽選制。
  • 京都マラソン(2月下旬):世界遺産を巡る観光ラン。起伏あり、制限6時間。抽選制。
  • 奈良マラソン(12月中旬):古都の景観と後半の難所。先着順で早期締切。
  • びわ湖マラソン(3月中旬):琵琶湖畔のワンウェイコース。先着順で10月30日まで募集中。
  • 福知山マラソン(11月下旬):由良川沿いの地方大会。先着順で定員拡大。
  • 丹波篠山ABCマラソン(3月上旬):伝統の城下町マラソン。シーズン最後の記録狙いに。
  • 姫路城マラソンは2027年休止、KIX泉州・加古川は最新情報の確認を。

大会選びのコツは、抽選と先着を組み合わせること、そして自分の目的(完走・記録・観光)に合ったコースを選ぶことです。特に、今からでも間に合うびわ湖マラソンのエントリーは見逃さないようにしましょう。

関西のマラソンは、どの大会も沿道の温かな声援とボランティアの皆さんのサポートに支えられています。しっかり準備を整えて、あなたにとって最高の42.195kmを走り切ってください。

※本記事の情報は2026年10月3日時点で各大会の公式発表・自治体の報道発表資料・報道等をもとに作成しています。開催日、定員、参加料、コース、エントリー方式は変更される場合があります。エントリーや参加の際は、必ず各大会の公式サイトで最新の大会要項をご確認ください。

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